DAY2 砂漠を超えて酷暑、乾燥の地、フェニックスへ

巨大な水筒に麦茶をたっぷり詰め、いざ砂漠へ!

f:id:TOKYO_ARCHITECTURE_BOY:20200506003849j:plain

カーナビに目的地……教会をインプット。距離は大体800キロ、なかなかの距離だが、とのかくひたすら走るだけ。

近道だと思って走っていた道、どこで間違えたのか大きく北にそれてむしろネバダ州に向かっている。

本来なら10という道を行かなければいけないのに40という道を気づいたら走っていた。しかし案内係だった僕は悪魔のようなささやきをしてしまった。

 

「このまま行っても大丈夫」

 

しかし4時間ほど走ったころだろうか、何かおかしい。

 

パーキングエリアでもう一度カーナビを設定し直すと・・・な、な、なんと目的地まで距離がスタートした朝と同じ800キロに。

 

 

やっちまった。

 

 

アメリカで一本道を間違えることがどれほど致命的なことだか、僕はここで知った。
Google mapを見ているとほんの少しの違いだと思いながら見ていた、しかしここは日本じゃないアメリカだ。
mapで見ている1センチが400キロに。

 

 

愕然としながらも気を取り直し、高速を降り、砂漠の中の一般道路を走り方向修正。

 

落胆しつつも良かったのは、高速では味わえない砂漠が体験できたこと。高速を走っていると自由に車を止めることはできない、ましてやフェンスがあるので砂漠を歩くこともできない。しかし南に向かう一般道路は砂漠の中をうねうねとひたすら続く、しかも信号も全くない(1か所くらいあったか?)、カウボーイが突然出てきても驚かないリアルな砂漠。

f:id:TOKYO_ARCHITECTURE_BOY:20200506010846j:plain

 

たぶんロイド・ライトが見た砂漠もこんな感じだったのだろう。彼が緑豊かなウィスコンシン州と対極のこの砂漠も選んだ理由が迷子になったことでわかったような気がしました。

 

そして遂に看板が!

f:id:TOKYO_ARCHITECTURE_BOY:20200506012057j:plain

ここまで看板をみてほっとしたことはありませんでした。。。

 

そして遂にフェニックスに入れました!

f:id:TOKYO_ARCHITECTURE_BOY:20200506011608j:plain

やっと来た。

 

しかし道を間違えてしまったため時間もあまりなくすぐさまフェニックスにあるロイド建築を見に行くことに。

 

まず見に行ったのは、ファーストクリスチャン教会。

f:id:TOKYO_ARCHITECTURE_BOY:20200506013624j:plain

すぐさま目に付くのはやはり塔。

 

 

 

そしてアリゾナは日差しがとても強いため、いろんなところに日陰になるような工夫がされてるように思いました。

f:id:TOKYO_ARCHITECTURE_BOY:20200506014526j:plain

f:id:TOKYO_ARCHITECTURE_BOY:20200506014549j:plain

f:id:TOKYO_ARCHITECTURE_BOY:20200506014545j:plain

f:id:TOKYO_ARCHITECTURE_BOY:20200506014540j:plain

f:id:TOKYO_ARCHITECTURE_BOY:20200506014554j:plain

荒石の打ちっぱなしなどその環境に適している素材を使い、まったく違和感なかったです。

 

 

またまた水回りが!

f:id:TOKYO_ARCHITECTURE_BOY:20200506101116j:plain

f:id:TOKYO_ARCHITECTURE_BOY:20200506100949j:plain

 

 

 

そして次に訪れたのはアリゾナ州立大学グラディーガメージ記念講堂

正面はこのような形

f:id:TOKYO_ARCHITECTURE_BOY:20200506123838j:plain

この屋根の下の空間に行きたくなりますよね!

 

裏側はこのような形をしていました。

f:id:TOKYO_ARCHITECTURE_BOY:20200506025540j:plain

 

エントランスはこのような感じでした!

f:id:TOKYO_ARCHITECTURE_BOY:20200506123843j:plain

f:id:TOKYO_ARCHITECTURE_BOY:20200506025609j:plain

光の明るさが落ち着くような色合いですね!

 

外壁の作業がすごい大変なんだろうなーと思うようなすごい凝った造りになっていました。

f:id:TOKYO_ARCHITECTURE_BOY:20200506142349j:plain

ちょっとの段差により影ができていていろんな形になっていました。

 

またサイドにはこのような橋のようなものがありました。

f:id:TOKYO_ARCHITECTURE_BOY:20200506025554j:plain

 

行ったのは夕方ぐらいだったのですが半円の連続しているものが…

f:id:TOKYO_ARCHITECTURE_BOY:20200506142308j:plain

このように反射してとても面白かったです。

 

しかも太陽が当たると橋の道がきらきら光っていました。

f:id:TOKYO_ARCHITECTURE_BOY:20200506025603j:plain

正体はこのような石でした!

これが太陽を浴び乱反射して光っていました。

 

ほんとにここに来るなら夕方がおすすめです!

 

しかし話はここまではありません!

本来、ミュージカルなど公演が行われてないと入れないのですが、僕が写真を撮っていると「建築学生か?」と質問されYESと答えたら「中を見せてあげる」と言って頂いたのです!

案内をしてくださった人はとても親切な方でした!

中はこのような感じでした!

f:id:TOKYO_ARCHITECTURE_BOY:20200506025622j:plain

 


f:id:TOKYO_ARCHITECTURE_BOY:20200506144934j:plain

f:id:TOKYO_ARCHITECTURE_BOY:20200506142227j:plain

f:id:TOKYO_ARCHITECTURE_BOY:20200506145005j:plain

沢山の線が曲線で真っすぐが少なかったです。

造園などではよくそのようなことを取り入れるみたいで、蛇行曲線などいわれています。それを建築にも落とし込んだのかなとも思いました。

 

また直射日光が入らずまぶしい感じは全くしなく、落ち着く空間でした!